白衣の天使と表現されることも多い看護師ですが、全ての看護師が患者から評価されている訳ではありません。普通に接しているつもりでも、｢話しかけづらい｣｢苦手｣と感じられているケースもあります。

患者に好印象を与える看護師の特徴は、まず笑顔を絶やさず、常に明るく話しかけていることです。
診察を受けるにしても入院するにしても、患者は体調が万全でなかったり、体に関しての不安を抱えている状態です。｢自分は大丈夫なんだろうか｣と心配している中で、看護師からも厳しい態度をとられると気が滅入ってしまうでしょう。
逆に笑顔で対応されると、自分の悩みもそれほど深刻ではないと思えるようになり、気分も楽になります。また、気軽に話しかけやすい雰囲気があり、困った時に相談できる頼れる存在と認識してもらうこともできます。

自分が患者からどのような印象を持たれているのかは、客観的にチェックしていくしか方法はありません。自分では笑顔にしているつもりが、実際は顔が強張って目が笑っていない状態になっている恐れもあります。
実際に鏡で自分の笑顔を見てみると、どのような状態か確認することができます。無理して笑っているように見える場合、どのような表情が自然になるか、柔らかい雰囲気を出せるのかを研究する必要があるでしょう。

そしてもちろん、態度や話し方も大切です。
いつも腕組みをしていては患者に不快感を与え、また命令口調や馴れ馴れしい話し方も違和感を感じさせます。聞こえていないからと人の悪口や陰口を叩くのも言語道断で、自分は常に人から見られていると意識しておくことが大事です。